第2回マンモグラフィ工場見学&活動実践研修会

6月12(金)〜13日(土)1泊2日で、乳がん検診について学び、ピンクリボンアドバイザー同士の交流を図るピンクリボン研修会を開催しました。昨年に続き第2回となるこの研修会では、昨年同様、東洋一の医療機器工場であり、マンモグラフィの国産メーカー東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)の工場見学に始まり、二日間の内容の濃いワークショップを通じてピンクリボンアドバイザーの活動の幅を広げる、充実したものとなりました。ピンクリボンアドバイザー26名、講師・スタッフ6名、合計32名が参加しました。

東芝メディカルシステムズを訪問

東京駅からバスで一路、東芝メディカルシステムズへ。東芝メディカルシステムズは、東京ドーム約7個分、南北に1kmの広大な敷地に建っており、東洋一の医療機器製造工場です。ここでは約3000人が働かれており、この日は瀧口 登志夫代表取締役社長をはじめ多数の社員の方々にお迎えいただき、歓待を受けました。

乳がん検診に関するセミナー

工場到着後、まず乳房健康研究会理事長の福田護が、最新の乳がん検診の状況や、マンモグラフィ、超音波検診の有用性、今後の課題について解説。次に、乳房健康研究会の理事でもある小泉美都枝診療放射線技師から、マンモグラフィでの確かな画像診断に必要な技術とコミュニケーション力についてお話しいただきました。

次にピンクリボンアドバイザー中級の認定を持つ、東芝メディカルシステムズの松崎敏生さんより、同社のマンモグラフィ「Pe・ru・ru」の最先端技術や、患者に優しい配慮の説明を伺いました。参加者全員には、オリジナルピンクリボンバッチやDVD、マウスパットなどの嬉しいお土産もいただきました。

  • 乳房健康研究会理事長
    福田護
  • 乳房健康研究会理事、診療放射線技師(川崎市立多摩病院)
    小泉美都枝先生
  • 東芝メディカルシステムズ
    松崎敏生さん
工場見学

セミナーに続き工場の製造ラインを見学し、CT、MRI、超音波それぞれの担当の方から詳しい説明を受けました。参加者のほとんどがはじめて見聞きすることばかりで、最先端の技術と、技術者の高いマインドに触れました。実際にマンモグラフィデモカーの中で「Pe・ru・ru」を体験することができ、動きや、患者への細かい配慮を実感しました。

  • 参加者はキャップをかぶり、2グループにわかれて出発。
  • MRIのASGC(アクティブシールドグランジェットコイル)は71pの幅まで広くなり、圧迫感なく撮影できるように。造影剤を使わない撮影に参加一同感心。
  • マンモグラフィデモカーの中で「Pe・ru・ru」で動きを体感。持ち手の部分は力が入らないように緻密に設計されている。グッドデザイン賞も取得している。
ワークショップ1

その後、場所を変えワークショップへ。岩嶋寿子ファシリテーターのもと、参加者たちを和ませるワールドカフェから。6グループに別れ、グループチェンジをしながら、交流を深めるとともに、明日作成する企画書のアイデアを出し合いました。

宿泊は、癒しのピンクリボンのお宿

今回宿泊の、ピンクリボンのお宿ネットワーク加盟の黒磯温泉「かんすい苑覚楽」。素晴らしい温泉に、美味しいお食事、細部まで行き届いたおもてなしに、日頃の疲れもすっかり癒されました。

「かんすい苑覚楽」の若女将から、友人の乳がん体験からがきっかけで、ピンクリボンの活動にかかわる経緯をお伺いしました。今年はアドバイザーへもチャレンジされるとのこと。

お誕生日の参加者には、旅館からプレゼントのサプライズが!

ワークショップ2

2日目の朝はピンクリボン体操からはじまります。その後、岩嶋寿子ファシリテーターのもと、昨日出てきたアイデアをよりブラッシュアップして、ピンクリボンアドバイザーとしてどのような活動ができるか企画書にまとめ、発表しました。どの班も短時間での成果とは思えない、充実した企画書ができあがりました。全員で採点し、最優秀賞はピンクリボンアドバイザーの都道府県支部設立を提案した「チーム みきてぃー♪」。チームでの活動の仕方や企画のたて方が実践形式で学べ、貴重な経験になりました。

  • チーム むっちゃんズ
    「乳がんになって生きやすい社会に!」
    乳がんになっても継続して働けるような社会作りを提案。がんが発覚したと言って、すぐに仕事を辞めるのではく、その後の人生も考えサポートできる体制を。
  • チーム 小泉くん
    「今日もハッピーな私のおっぱい」
    イベント、携帯での情報発信などを通じて、おっぱいの大切さを啓発していく。チームみんなでの、とってもユニークな発表で、会場を和ませました。
  • チーム みきてぃー♪
    「ピンクリボンアドバイザー県支部設立プロジェクト」
    よりアドバイザーの横のつながりを深めて活動を活性化していくために、県支部の設立をめざす。まずは今回の研修で一番参加者が多い神奈川県で成功させ、全国のモデルケースになるよう仕組化を提案し最優秀賞。
  • チーム ピンクリボンフィフティーズ
    「ピンクリボンはじめの一歩」
    ボランティアを行う人たちに正しい知識を持って、乳がんに向き合ってもらうために、ピンクリボンのポータルサイトを作ることを企画。内容はリンク集や、イベント、ボランティア案内、患者体験談など。
  • チーム ミルキーウェイ
    「ピンクの短冊に想いを込めて」
    今年の七夕から、ピンクの短冊にそれぞれのピンクリボンへの想いを込めて笹を飾る活動を開始。早速、Facebookページを作り、募金を募るなど、スピーディなアクションで会場を沸かせる。
  • チーム なでしこ
    「ピンクリボンアドバイザーとしてのステップアップ」
    中級試験対策に向け、具体的な日時、場所、研修内容まで決定したポスターを作成。理事長の福田も参加しての勉強会。終了後は、申し込み希望者からの問い合わせが殺到。

 

二日間の研修を通し、普段あまり接することのない様々なアドバイザーと交流が持てたことがよかったという感想が多く、大変実り多い研修会でした。今後もこのような機会を企画し、よりアドバイザーの活動の幅を広げると共に、横の連携を作っていけるきっかけになればと思っています。

この機会をいただき、ご支援いただいた(株)東芝、東芝メディカルシステムズ(株)のみなさまに感謝申し上げます。


 

【参加者の声】
  • 東芝では、説明されたプロの方の意識の高さと、技術革新に取り組まれている様子が伝わってきた。
  • 東芝のスタッフの方の患者さんに対する想いを聞いて、同じ医療人だと思った。
  • MRIで造影剤を使わないことが驚きだった。
  • マンモグラフィの不安が半減する機会だった。もっと多くの人に知ってほしい。
  • 機会的な作業ではなく、プロ!
  • マンモグラフィだけではなく、MRIで検査ができるなど、選択肢が増えることがいいと思った。
  • 東芝のみなさんのこころ温かさに感動した。
  • とてもいい時間になった。同じ目的を持つ人と出会うことで刺激になった。
  • 乳がんになって、人生に彩りが加わった。
  • 申し込むまでは、参加に躊躇していましたが、同じ目的を持つ人たちに勇気をもらう二日間になった。
  • 不安だったけど、参加してとても学びがあった。特にワークショップが充実していてよかった。
  • 全国のみなさんに出会えてよかった。一緒に頑張りましょう。
  • 意識をもって活動されて人たちばかりで、全国に素敵な友達ができた。
  • めいっぱいのスケジュールだったけれど、期待通りの内容で充実していた。みなさんの発想力の豊かさに感激した。
  • みなさんの能力の高さに、アドバイザーとしての誇りを感じました。バッチを買います!
  • 思い切って参加してとてもよかった。持ち帰るものがたくさんあった。
  • この出会いに感謝です。
  • アドバイザーとしての大きなはじめの一歩を踏み出すことができた。
  • このご縁に感謝です。神奈川県の県支部設立に期待しています。
  • 参加して、心がとってもすっきりしている。
  • スケジュールをみたときは不安だったけど、あっという間の二日間だった。
  • 私にもできることが見つかって嬉しかった。
  • 参加したことで、目の前がとても明るくなってきた。
  • 志の高い方々と出会えてよかった。
  • ワークショップに参加して、実行するところまで決まってびっくりしている。やる気があればなんでもできる。
  • 情熱とやる気の企画がたくさんだった。
  • 笑あり、楽しくすごさせていただきました。テキスト等だけで知っていた理事長に直接お会いできて光栄です。みなさん多種多芸でびっくり。
  • 同じ志を持った方々と様々な話、体験談等を伺い、大変参考になりました。企画の進め方等、具体的に体験でき勉強になりました。今回出会えた方々とこれからも、何らかの形で連絡を取り合いたいです。
  • 参加者の方々のそれぞれの方向でいろいろな啓発活動をされていることを知ることができ、とても参考になりました。山形から、福岡まで全国の方々が参加されていた。医療関係者だけでなく、患者さんも多くされていて、それぞれの啓発活動をされていることに、驚きました。
  • 工場見学では医療機器の変化、進歩に驚きました。患者さんが、機械によって病院を選択する日がくれば嬉しく思います。活動実践(ワークショップ)に関しては、上手くまとめることのむずかしさを発見と、ときに小さなことから企画を立ち上げても大丈夫だということに気づきました。
  • 最初は一人の参加で、人生経験も少なく(20代)で先輩方と話せるか不安でした。しかし、ワークショップが充実していてとてもためになりました。今後活動していけるような気がします。
  • 先生とお話できてアドバイザーとしての認識が変わりました。中級試験頑張ります。同じ年代の方が同じ部屋で楽しかったです。
  • 工場見学では、USやMRI、CTなどの工程を見せていただき、おもしろかったです。マンモグラフィが見れなかったのは残念でした。ワークショップでは皆さんの発想、行動力に驚きました。企画だけでなく、実際に行動にうつせることがすごいなと感じました。
  • 自分では気付かない点が見えました。
  • 何よりも全てが知識になりました。元患者、患者、技師、保管などあらゆる方々がいらっしゃっるからこそ、いろんな切り口から自分の純粋な質問に答えてくださって、本当に何から何まで勉強になりました。私自身の感想ですが、今回人見知りの方が多かったかなと思っていましたが、それをアイスブレイクで取り除き、ワールドカフェという初めてのやり方で実践研修をしたことで、ここまで打ち解けてひとつの目標に向けて前に進めるんだということに感動しました!
  • ワークショップのやり方がさらに理解できた。多くの人が集まると具体的な企画ができる。気持ちのいい人が多かった。目的を共有にするファシリテーターの技術がすばらしい。
  • 今後の活動にあたって企画をどう進めていくか、またその中でどう個人の特性を生かしていくのかが参考になりました。自分をみつめるって難しいけど、楽しいな!
  • みなさん熱心で心が綺麗になったように思います。自分が会社で担当するセミナーで、今回の見学、乳がんの方の意見を伝えられたらと思います。
  • 全国で様々な活動をされている方々と、初めてお会いしたのに、"初めて"と感じない、ずーっと前からの知り合いであるかのような、不思議な気持ちになった二日間でした。学びの場、気づきの場、安心できる場を与えていただき、ありがとうございました。
  • 自分の取扱説明書を宿題でやることを通じて、自分を見つめ直す機会をえることができました。
  • ファシリテーターの存在が大きかったです。企画がすばらしかったです。サポーターとしてはじめていきたいです。
  • 皆さんの思い入れの深さに感動と刺激を受け、自分が今後活動していく上で大変勉強になりました。イベントを企画する上での順序や考え方など、楽しみながら進めていくことを学ばせていただきました。
  • 同じ目標を持っているため、仲良くなりやすく、楽しい2日間を過ごしました。アドバイザーとして小さなことからはじめられる気がする。
  • 人とのコミュニケーションでこんなことまでできるんだと知りました。
  • 様々な背景をお持ちの方が多く、またその志の高さに驚きました。学ぶこと考えることがたくさんありました。東芝さんの見学も楽しかったです。素敵な旅館でうれしかったです。
  • ピンクリボンアドバイザーの資格を持っていても、何ができるかわからなかったのですが、今回いろんな方にお会いして、お話して、自分ができることがあると思うことができた。
  • 1白2日の研修でのグループワーク、ファシリテーターさんの導きで、こんなにも効果があるものと改めて知ることができました。全国各地から同じ志の人が高い意識を持って集まってくださり嬉しかった。