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認定NPO法人乳房健康研究会

理事長あいさつ

女性が罹患する悪性疾患の中で最も多い乳がんの克服(Conquer breast cancer)は世界共通の願いです。数十年前に米国で始まったピンクリボン活動は世界に広がり、検診受診による早期発見と早期治療、乳がん患者さんを支える社会、研究支援による治療成績向上などにつながってきました。
認定NPO法人乳房健康研究会は、患者さんや市民が乳がんを正しく理解すること、一人ひとりに寄り添う乳がんにやさしい社会が実現することに向けて活動してきました。主なものとして、ピンクリボンアドバイザーの育成、がん教育、ピンクリボンウオークの実施、オンディマンドによる情報発信、『ピンクリボンと乳がんまなびBook』の発刊などがあります。乳房健康研究会の中心的役割をになう全国18,000人余りのピンクリボンアドバイザーは、まわりに乳がん検診をすすめて受診のきっかけをつくり、乳がんが見つかった場合はその人の治療からその後の生活までトータルにサポートしていきます。またがんにやさしい社会を実現するためには、学童・学生時代からがんのことを正しく知ることが大切で、私たちは学校におけるがん教育にも積極的に取り組んでいます。
これからの社会は情報テクノロジーや人工知能の進歩によって大きく変化し、個人自らが健康管理を行い、患者・市民が主体的に医療に参加するようになると予測されます。ひとりひとりが病気や治療のことを理解して、治療方針を医療者とともに納得して決めていくことになるでしょう。しかし一方で、患者さんのこころや身体、生活を支えるよりやさしい社会が求められるようになるのではないでしょうか。そのために乳房健康研究会やピンクリボンアドバイザーの役割はより重要になっていくことになると思われます。
乳房健康研究会は霞富士雄初代理事長(2000~2010)、福田護第二代理事長(2010~2024)のもとで発展を遂げてきました。私は国立病院機構九州がんセンター(福岡)、がん研究会有明病院(東京)、博愛会相良病院(鹿児島)で乳がん診療や臨床試験に携わり、2024年春から第三代理事長を務めています。皆様と力を合わせ、乳房健康研究会がこれからも乳がん医療に貢献できるよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

認定NPO法人乳房健康研究会 理事長 大野真司

認定NPO法人乳房健康研究会 概要

乳房健康研究会は、2000年春、乳がんによる死亡率低下を願う4人の医師(霞富士雄、福田護、野末悦子、島田菜穂子)によって発足した日本初の乳がん啓発団体です。
乳がん死亡率低下の大切なポイントは、早期発見、早期治療です。乳房健康研究会では、乳がん早期発見のための環境づくりを推進してきました。
ピンクリボンバッジ運動はじめ、出版・調査活動、セミナーやウオーキングイベントの開催などの啓発活動を通し、乳がんに関する正しい情報の発信と、死亡率低下に貢献するための活動を展開しています。

理事長 大野 真司
所在地 〒215-0004  神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-2
聖マリアンナ医科大学 ブレスト&イメージングセンター内
運営事務局 〒104-0045 東京都中央区築地1-4-8 築地ホワイトビル1002
電話 03-6278-8720(平日10時~17時)
FAX 03-3545-6545
e-mailinfo@breastcare.jp
NPO法人設立 2003年2月18日
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